木イチゴ狩り。

調合熱が下がったので、森に通って木イチゴ狩りに精を出します。
立身出世を目指すためには我慢が肝要です。というのは大げさですが
工房を持つのにかかる費用まで、あとちょっとなのもあるからです。
…看護についてお勉強すると、いよいよ試してみたくなってしまいますけれど。

いいお道具を作るには、どのくらいのお金と材料が必要そうなのかも試しに計算しました。
無理をせずに、手に届く範囲のものを練習もかねて作っていくのがよさそうです。
勝負をかけるのは、準中級さんまで昇格を果たした後、
もしくは調合屋さんに頼むのが一番いいのかもしれません。
どこまで御頼りするのかは、考えることとして。

思い立ったが吉日。（１）

そんな勢いで、今日はあちこちを飛び回ってしまいました。
楽しかったです…！

まずイヴさんのところで、〈雷撃管〉という儀式の道具を借りて、
マナをつかまえに海まで出かけました。
海も湿原も危険なところ、と教えていただけたので、少し緊張しながら。
……実は、海の上を飛んだのは初めてでとても興奮しました！
シューマンに初めて来た時も思いましたけれど、不思議な匂いがするんですね。
潮の香り、潮騒の音、絵や本では実感できなかった事がいっぱいです。

周りに誰もいないことを確かめて、〈雷撃管〉を炸裂させました。ら。
無事に籠の中に元素、マナが集まってくるのを感じるのと同時に、
モンスターさんの気配も近づいてきました！
派手に炸裂させすぎてしまったのでしょうか。ひゃー。

もちろん、ちゃんとマナをとどめながら逃げ出すことに成功します。
海風の中を長く飛んでいたせいか、翼がいつもより湿って重くて、
砂浜に上がるのには時間がかかりました。これはよく覚えておかないといけません。
羽を乾かしがてら、砂浜でサーフボードを使って、
掲示板で依頼が出されていた〈珊瑚石〉を探してみました。
これもいただいてから使うのは初めてだったのですけど……
自分の羽を使わずに宙を漂うっていうのは不思議な気分でした。
昔語りにあった魔法の絨毯のようです。
無事に、よさそうな〈珊瑚石〉のところまで導いてくれましたし。すごいです！

その後は、港町を出てワーグナーまでひとっ飛び。
さすが堕落都市。怪しげな人や露天や匂いで満ち満ちた街でした。
念のため、必要以上のお金は持って行きませんでしたけど、
ここでも何事もなくお買い物は終了。少しめぼしいお店を見てから家路に着きました。
〈スイレンの花弁〉を一つ買ったのですけれど、
その横にあった〈泉サカナのヒレ〉がものすごーく気になりました。
傷の手当てにいいって聞きますし。次に行った時は、買ってしまうかもしれません。

くじ引きのチケット。

今朝は起きたら、チケットが2枚届いていました。
ブルーチケットとブラウンチケット。
イベント会場に持っていくと引き換えにくじ引きをさせてもらえる、という
お祭りの品だそうです。1枚は早速ためしに引かせてもらってみて、
ちょうど今集めている熟した木イチゴを貰ってしまいました。うわあ！
それはミントさんにお願いすることにして、もう１枚はもう少し取っておくことにします。
というのも、チケットのせいか先輩たちや街中がにぎやかだからです。

談話室の方に行って色々お話を聞くと、
いいものがあたる願掛けに、チケットをいろいろなもので強化してみているのだそうで。
チケットと相性がいいのが、今市場で話題になっている<小さな金貨>や<夜魔の紅衣＞、
つまり財宝に位置づけられる品物なんだとか。
見習いの人でも、そんなアイテムを入手しに行ったり、チケットを強化する手段を考えたり
はたまたチケットを先輩に買ってもらったりで、いろいろ参加できるお祭りなんだよ、と
丁寧に教えてくださりました。
悩みどころだな、と思います。くじ引きは楽しいですし、強化もしてみたいし、
チケットをほしい方も結構いらっしゃるようでしたし。
有効期限はまだもう少し猶予があるので、ちょっと考えてみるつもりです。

後は、ひそかにお鍋のレシピもあたためています。
昨日談話室でお会いしたラッチートさんという方が、とてもわかりやすく
調合講座をしてくださって。
マナが絡むところは複雑で怪しい部分もあるのですけれど、
理解している範囲が正しいかどうか、実践で試してみたい気持ちが強くなってきました。
材料を、こまごまと集め始めてみようかなと思います。。

白昼のキャロットゼリー。

（……ひにゃー！？）

朝起きると、リリさんから＜白昼のキャロットゼリー＞なるものが届いていました…！
昨日のニンジンさんを使って作ったものだそうです。
ご馳走にまでなってしまって、わあああ…！
う、うろたえてしまいましたけど、とっても綺麗な橙でおいしそうです。
大事に冷やしておいて、疲れてしまった時にいただこうと思います。ふー。

今日は昨日からの予定通り、森へ木イチゴを採りに出かけました。
お靴のおかげで、時間をそれほどかけずに熟したものを見つけることが出来ます。
ミントさんに試しに搾ってもらうと、斡旋所で100Gで引き取ってもらえました！
かかる時間を思うと、やっぱりこちらの方が効率がよさそうです、ね。
斡旋所に運んでいくのも分担できるようにしたいな、と思います。
作業の終わった後の体力で、相談しなくてはですね。

そうそう。先日街角錬金術師さんになられたルーシェさんに、
看護をし合いませんか、というお話もいただきました。
上手く助け合えたらずっと効率が良くなる、ということなので
いい形で出来たらとても嬉しいな、と思います。
どうなるかはまだ相談中ですけれど、勉強もしておかないといけませんね。

ニンジンと野イチゴ。

今日は<氷色の鏡>を返していただいて、草原に出かけてきました。
新しくパッフェルベルの斡旋所で始まった<イチゴ果汁>の材料が採れると
伺ったのと、掲示板でリリさんの依頼が出ていたからです。
ご恩返しを少しでもしたいので、ちょっと見逃せません。

イチゴは、森の木イチゴとどちらが喜ばれるんでしょう…。
たぶん移動距離などを考えると、効率的には森の方が上…になっちゃうのかなあ。

草原の中央近くまで踏み込むのも初めてで、まずはニンジンを探しました。
普通のものと薬用の違いは、既に見分けられるようになってます。
途中ハイエナさんの群れに囲まれてしまったりもしましたが、
全力で身を守って事なきを得ます。…ニンジンも食べるんでしょうか、ハイエナさん。

ともあれ無事にニンジンと、熟した野イチゴを手に入れて街へ。
ニンジンをリリさんへ送って、野イチゴはミントさんに渡したんです、が……
リリさんが、うっかり採れてしまった薬用ニンジンの方も引き取ってくださりました…！
しかも余分だから、せめて掲示板で提示してくださってたお値段の半額で
お送りしたのに、更に色をつけてまでっ。
ちょっとでもお役に立てるならそれで嬉しかったのに、
あ、頭が更に上がらなくなってしまいます。わああ。

ミントさんとは今回相談をして、イチゴの採取と調合を分担することになりました。
明日は森のイチゴの果汁が引き取ってもらえるかどうか、試してみるつもりです。